「紫風日記」

書道アーティスト 紫風晄禎 Shifuu Akisada のブログです。

日記

ワルプルギスの夜

紫風日記卯月三十日 ドイツ中央部のハルツ地方にそびえるブロッケン山。 その冬は長く、寒く、厳しい。 この地方ではそんな厳しい冬が終わり、新春を迎えるのは春分の日ではなく、4月30日から5月1日にかけての夜とされています。 言ってみれば4月30日が大晦…

ありそうで無くて…ようやく見つけた江戸情緒

紫風日記卯月二十一日 先日、日本橋・高島屋で開催された「文化勲章三代の系譜 上村松園・松篁・淳之」展を観に行ってきました。 上村松園さんは、私が大好きな鏑木清方さんとともに「西の松園、東の清方」と呼ばれた美人画の巨匠です。 お楽しみの前にまず…

桜スケッチ

紫風日記📔卯月七日 桜が見頃を迎えたので小さなスケッチブック片手に花見へ。 華麗に咲き誇り儚く散る潔さと、白ともピンクともつかぬあの美しい色の花が母は大好きやった。 毎年この時期になると母の笑顔を思い出す…。 "桜に浮かぶ 母の面影"

「おはんさん」が来た!

紫風日記卯月六日 「悪魔の手毬唄な朝だった…。」の後日談。 まぁ、言ってみれば ウルトラQの 「ペギラが来た!」の「東京氷河期」 「ガラダマ」の「ガラモンの逆襲」 みたいなもんです。 (若い人、全然わからんか…。) 昨日、玄関のチャイムが鳴ったので出…

悪魔の手毬唄…な朝。

紫風日記卯月二日 まだ夜が明けたばかりの薄明かりの中を仕事に向かっていた。 すると前から一人のお婆さんが歩いてくる。 下半身は垂直、上半身は水平といった感じで腰がほぼ直角に曲がっており、頭には白い手拭を被っている。 あれ?このシチュエーション…

快感…☆

紫風日記📔弥生二十七日 離れた場所から投げた紙くずがゴミ箱に見事入った時って、この世の中でもけっこうな達成感というか、気持ちがニコニコできる貴重な快感かも知れない。 【使用筆記具・画材】🖊️セーラー万年筆

「冬将軍」

紫風日記📔弥生二十一日 三月も下旬に差し掛かったというのに、真冬のような寒さでなかなか春らしく暖かくならない。 どうやら今年の冬将軍は、粘着質で未練たらしい性格のようだな。 文・イラスト:紫風晄禎【使用筆記具・画材】🖊️セーラー万年筆

人生初の「詰め放題」

紫風日記弥生十五日 五十路もそろそろ二丁目から三丁目にかかろうかというこの歳になって、「詰め放題」なるものを"初体験"した。 「詰め放題」とは言っても、一昔前のバーゲンセールよろしくアドレナリンをバチバチ放出しながら鬼気迫るオバさん方がソー…

「春の雪」

紫風日記📔弥生八日 暦も三月の中頃であるというのに、目が覚めれば一面が銀世界。 然し乍ら、昼には跡形も無く朝見た雪はまるで幻の如し。 まさに「春の雪」であった。 かつて宝塚で明日海りおさんが演じた松枝清顕、美しかったな…✨

「ゴジラの逆襲」〜白黒の魅力✨

紫風日記弥生五日 仕事帰りの列車の中で、東宝特撮映画「ゴジラの逆襲」を観たい…という気持ちがどんどん膨らんできた。 別に目の前にゴジラみたいな顔したご婦人が居たわけでもなければ、アンギラスの背中の棘みたいな髪型のファンキーなお兄さんが乗ってた…

"大怪獣"現る!

紫風日記睦月二十七日 すごい特集雑誌を見つけてしまった! 講談社シリーズMOOK「ゴジラ&東宝特撮OFFICIAL MOOK」が発刊されていたのは前から知ってたはいたけど、今回のvol.17は「空の大怪獣ラドン」と「大怪獣バラン」が同じ一冊として特集されているので…